奥行き1mの果樹園

狭い庭で家庭菜園。完熟の果物を味わいたくて、小さな苗木から育てはじめ、美味しい実がなるようになりました。季節の花や野菜も育てています。庭に来る生き物や雑草も大切な仲間です。

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ヤマモモ科~ヤマモモ(森口)

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山桃とは山で食べられる実という意味です。中国、日本原産で暖地の山地に自生します。

潮風にも強風にも乾燥にも暑さにも強く丈夫な木です。おまけに根には窒素を固定する根粒菌がありやせた土地でもよく育ちます。雌雄異株ですが風媒花なので15km圏内に雄木があれば受粉します。都市部ではよく雄木が街路樹に使われますから受粉の心配はありません。

実を沢山付けた近所の公園のヤマモモ

公園で見つけたヤマモモは小さな実を沢山つけています。

ヤマモモの特徴

ヤマモモ科ヤマモモ属常緑樹です。園芸品種には瑞光(大玉で酸味が強くジャムなどに使われる)や森口、秀光(大玉で酸味が少なくて生食につかわれる)があります。我が家の木は森口です。

灰褐色で縮緬状のしわがある幹

樹高5~10m。幹の直径1m、樹高25mの大木もあります。幹は灰白色から赤褐色、若い時はつるつるしていますが縮緬状のしわが出てきます。我が家のヤマモモは12年経ってこんな立派な幹になりました。樹皮にはタンニンを含み生薬の楊梅皮(ようばいひ)として止瀉作用や消炎作用があります。また樹皮を煮出した汁は黄色の染料になります。

先端は束生、披針形のヤマモモの葉

葉は互生、先端は束生。葉身5~10cm、幅1.5~3cm。倒披針形で先は鈍く基部はクサビ形で葉柄に流れています。縁は全縁、もしくは小さな鋸歯がまばらにあります。若い木は鋸歯が深いようです。

葉裏には油点が点在し、芳香を放つヤマモモの葉

葉は両面無毛で葉裏に淡黄色の「油点」が点在し、芳香を放ちます。腺点は0.1mm。

赤い花柱が飛び出したヤマモモ(森口)の雌花

ヤマモモ(森口)雌花

花期3~4月。雌雄異株です。上の写真は雌花。葉腋から穂状に約1cmの花序をだします。花被はなく苞と小苞に包まれ先端が2裂した赤い花柱が飛び出しています。花柱まで含めても2mmほど、注意していないと咲いていることに気づかないほど地味な花です。

果実

ヤマモモの若い果実

果実ができ始めました。

ヤマモモの若い果実

1花序に1~3個の核果を付けます。外果皮は液質に肥大化したもので、表面に密に粒状の突起があります。種子は扁平な球形で淡褐色の毛でおおわれています。

もうすぐ食べ頃のヤマモモ(森口)の果実

6月、直径3cm、ふっくらしてきました。

収穫

ヤマモモ(森口)の収穫

収穫の仕方は木の下に網を張って自然落下を待ちます。黒みがかった色は甘くなった証拠、食べ頃です。ヤマモモは日持ちしない為八百屋さんで見ることはめったにありません。果実は松脂のような匂いがして守られています。

ジュースづくり

まだ赤いうちに落ちてきた実はジュースにします。ジュースの作り方

ヤマモモジュース
山桃の収穫とジュースの作り方

やっと山桃が美味しそうに色付きました。 触れるだけで真っ赤な果汁が手につきます。八百屋さんにないわけです。そのままで食べるのが一番。 山桃のジュースの作り方 大きくてもまだ赤い実は、甘味が少ないので、 ...

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アニマルバリア

アニマルバリアアニマルバリア

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カナブン

ヤマモモの果汁を吸いにやってきたカナブン

しかしカナブンにはお手上げです。汁を吸っているときに実が落ちてもしっかりと抱え込んでいます。スポンジ状にスカスカになった実が沢山ありました。

ふれあい広場

ふれあいの広場にある立派なヤマモモの木

近くの病院のふれあい広場には姿のいいヤマモモの木があります。ヤマモモは自然にこんもりと樹形が整います。小粒のヤマモモの実がたくさんついています。沢山の鳥たちが集まって楽しそうです。

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