ツメクサ(爪草)は日本のどこでも少しの隙間でも生きられる、小さな雑草です。ナデシコ科ツメクサ属。春から夏にかけて花が咲きます。
ツメクサの特徴
踏みつけられても平気、ちぎれても根はシッカリ残り、横にはびこっていく繁殖力の強い雑草です。一年草ですが、越年すれば大きい株になります。
茎 葉
茎は根元で分かれ1本の茎に花は1個しか付きません。
葉は艶があって乾燥に強い厚くとがった線状です。葉の形状が鳥の爪のようなので爪草の名前になりました。
花
約4mmの小さな花には白い花弁が5枚。雄しべも5本。上の写真のように雌しべの先も5つに分かれています。
よく見ると中央の黄緑色の子房が愛らしい。花びらが退化したものもあります。
蕚にも茎の上部にも細かな毛が生えています。
果実
蕚に包まれた果実です。果実は約3mm。
頭のヒョロヒョロ、残った花柱がが面白い。
果実が5つに割れて中には黒い種がたくさん入っています。種には突起があって大きさは0.4mm程しかありません。