奥行き1mの果樹園

狭い庭で家庭菜園。完熟の果物を味わいたくて、小さな苗木から育てはじめ、美味しい実がなるようになりました。季節の花や野菜も育てています。庭に来る生き物や雑草も大切な仲間です。

庭に来た生き物

ツマグロヒョウモン 黒に赤線のトゲトゲからヒョウ柄に変身

更新日:

8月、黒地に赤線、おまけにトゲトゲで強烈な模様の終齢幼虫を見つけました。9月 その成虫が度々雄も雌も同時にやってきて同じ花の蜜を吸っていきました。タテハチョウヒョウモンチョウ族のツマグロヒョウモンです。

ツマグロヒョウモンの特徴

終齢幼虫

ツマグロヒョウモンの終齢幼虫はスミレ類が食草で、パンジーやビオラも食べます。

スミレ類が食卓のツマグロヒョウモンの終齢幼虫、黒に赤のトゲトゲ

体長約3cm。黒色の体の背中に赤い筋が一本、とげ状の突起が各節に6本、前部分は黒色で、後部分は根元が赤く先が黒色です。毒々しいですが毒はありません。

只今お食事中、鋭い顎でむしゃむしゃ、ツマグロヒョウモンの終齢幼虫

撮影日 8月17日

ただ今お食事中、鋭い顎です。スミレが丸裸になりそうです。このスミレは少なくとも同時期に4匹以上育てました。

薄い茶褐色の地に濃い黄褐色の斑、後羽の黒い縁取りの雄のツマグロヒョウモン

撮影日9月27日

こちらは雄です。成虫は前翅長は30~45mm。薄い茶褐色の地に濃い黄褐色の斑があります。典型的なヒョウモンチョウの模様ですが、後羽の黒い縁取りが特徴です。この花はジニアプロヒュージョンです。

ジニアプロヒュージョンにきた雄のツマグロヒョウモン

前羽の黒色と白い帯が特徴の雌のツマグロヒョウモン

撮影日 9月27日

雌のツマグロヒョウモンです。雄のすぐ後に同じ花にやってきました。雌の特徴は前羽の黒色と白い帯です。白い模様の裏側も白い模様になっています。この黒は毒を持つマダラチョウ科のカバマダラに擬態しているといわれますが、沖縄などでしか見られない蝶なのでその意味があるのでしょうか。あまり似てないし。

白い模様の裏側も白色、雌のツマグロヒョウモン、

羽を広げたまま道路の真ん中でしばらく動かなくて、元気がないのかと心配しました。

翅を閉じたツマグロヒョウモン

やがて羽を閉じて、元気に花にわたっていきました。

前翅の根元の地のピンク色が目立つツマグロヒョウモン

ヒメリンゴの葉裏にしばらくぶら下がっていました。前翅の根元の地はピンク色です。

生態

ヒョウモンチョウ類は、温暖から寒帯に生息しますが、ツマグロヒョウモンは世界の熱帯から温帯地方に広く生息しています。日本では本州、四国、九州、沖縄に生息。1980年頃には近畿以西が生息地だったのが、徐々に生息地が北上し、2000年代には関東北部でも普通に見られる様になってきました。

他のヒョウモンチョウ族は1度の発生ですがツマクロヒョウモンは4~5回発生します。成虫は4~11月に見られます。幼虫または蛹で冬を越します。蛹は頭を下にぶら下がり、背中にはメタリックな10個の紋があります。

人気の記事

ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬) 1

空き地や道端で誰でも見たことがあるこの草、庭に出てきたので育ててみました。明治時代に日本に来た帰化植物です。鉄道建設に伴って広がっていきました。「御維新草」「明治草」「世代わり草」「鉄道草」と時代を写 ...

イヌホオズキ 2

北海道から沖縄まで道端、空き地、庭先など、我が物顔という訳でもないのですが何処にでもいつの間にか存在しています。イナホオズキ(ホオズキではないという意味)からイヌホオズキ(犬酸漿)になったといわれてい ...

クサギカメムシ 3

以前、室内で見かけたクサギカメムシがモモの汁を吸いにやってきました。今年はカメムシやカナブンなどが沢山やってきてモモの被害が甚大です。ちょっと憎たらしくなります。 クサギカメムシの特徴 カメムシ目カメ ...

-庭に来た生き物

Copyright© 奥行き1mの果樹園 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.