奥行き1mの果樹園

狭い庭で家庭菜園。完熟の果物を味わいたくて、小さな苗木から育てはじめ、美味しい実がなるようになりました。季節の花や野菜も育てています。庭に来る生き物や雑草も大切な仲間です。

庭に来た生き物 自然教育園

ツマグロヒョウモン 黒に赤線のトゲトゲからヒョウ柄に変身

更新日:

黒地に赤線、おまけにトゲトゲで強烈な模様の終齢幼虫を見つけました。その成虫はヒョウ柄の綺麗な蝶で都市部ではよく見かけます。タテハチョウヒョウモンチョウ族のツマグロヒョウモンです。

ツマグロヒョウモンの特徴

終齢幼虫

ツマグロヒョウモンの終齢幼虫はスミレ類が食草で、パンジーやビオラも食べます。

ツマグロヒョウモンの幼虫

体長約3cm。黒色の体の背中に赤い筋が一本、とげ状の突起が各節に6本、前部分は黒色で、後部分は根元が赤く先が黒色です。毒々しいですが毒はありません。頭をフリフリ進む姿が可愛い。

只今お食事中、鋭い顎でむしゃむしゃ、ツマグロヒョウモンの終齢幼虫

ただ今お食事中、鋭い顎です。脚で押さえながらまーるく食べ進んでいきます。スミレが丸裸になりそうです。

ツマグロヒョウモン雄

こちらは雄です。自然教育園の水生植物園のヌマトラノオの花にいました。沢山のツマグロヒョウモンが飛び回っています。成虫は前翅長は30~45mm。薄い茶褐色の地に濃い黄褐色の斑があります。典型的なヒョウモンチョウの模様ですが、後羽の黒い縁取りが特徴です。

ジニアプロヒュージョンにきた雄のツマグロヒョウモン

庭のジニアプロヒュージョンにも沢山のチョウや虫たちがやってきます。

前羽の黒色と白い帯が特徴の雌のツマグロヒョウモン

雌のツマグロヒョウモンです。雌の特徴は前羽の黒色と白い帯です。白い模様の裏側も白い模様になっています。この黒は毒を持つマダラチョウ科のカバマダラに擬態しているといわれますが、沖縄などでしか見られない蝶なのでその意味があるのでしょうか。あまり似てないし。

白い模様の裏側も白色、雌のツマグロヒョウモン、

羽を広げたまま道路の真ん中でしばらく動かなくて、元気がないのかと心配しました。やがて羽を閉じて、元気に花にわたっていきました。

前翅の根元の地のピンク色が目立つツマグロヒョウモン

別の個体、ヒメリンゴの葉裏にしばらくぶら下がっていました。前翅の根元の地はピンク色です。

ツマグロヒョウモン雌

綺麗な模様です。モモの葉でじっとしていました。

生態

ヒョウモンチョウ類は、温暖から寒帯に生息しますが、ツマグロヒョウモンは世界の熱帯から温帯地方に広く生息しています。日本では本州、四国、九州、沖縄に生息。1980年頃には近畿以西が生息地だったのが、徐々に生息地が北上し、2000年代には関東北部でも普通に見られる様になってきました。

他のヒョウモンチョウ族は1度の発生ですがツマクロヒョウモンは4~5回発生します。成虫は4~11月に見られます。幼虫または蛹で冬を越します。蛹は頭を下にぶら下がり、背中にはメタリックな10個の刺があります。金色の刺は雌、銀色の刺は雄です。

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