奥行き1mの果樹園

狭い庭で家庭菜園。完熟の果物を味わいたくて、小さな苗木から育てはじめ、美味しい実がなるようになりました。季節の花や野菜も育てています。庭に来る生き物や雑草も大切な仲間です。

庭の植物 植物の構造 育て方

トケイソウ科の植物~トケイソウ(パッションフラワー)

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何とも目を引く南国を思わせる花です。日本では雌しべの柱頭を時計の針に見立てて時計草、英名はパッションフラワー、と言っても情熱の花ではなく十字架のキリストに見立てて「キリストの受難」を表しています。熱帯アメリカ原産で日本には江戸時代に一番普及しているパッシフローラ・カエルレラという品種が渡来しました。この品種の和名がトケイソウ(時計草)です。

トケイソウの特徴

トケイソウ.(パッシフローラ・カエルレラ」

パッシフローラ・カエルレラ

トケイソウ属の常緑多年草です。

掌状ノートパソコントケイソウの葉

茎は細くやや角があり無毛、蔦状巻きひげで絡みつきます。葉は互生、1mmほどの托葉があり茎を抱きます。長さ2~3cmの葉柄があり葉は幅6~8mm、長さ3~6cmで掌状に5~9深裂しています。縁が波打ちます。

トケイソウの蕾

花期6~8月。花柄3~4cm、3枚の苞葉は長さ2~3cm、全縁です。

トケイソウ、開きかけた花の中

10枚の花被片は5枚の萼と5枚の花弁です。萼片は長さ3~4.5cm、外側は淡緑色、内側は白色。

トケイソウの副花冠と雄しべと雌しべ

花径は7~10cmで平開します。
副花冠 基部が暗紫色→白色→青色に変化している長さ1~1.5cmの2列に並んだ多数の糸状のものが副花冠です。その内側にも長さ1~2mm、基部が淡緑色、先端が頭状になった多数の小花冠があります。
雄しべと雌しべ 8~10mmの柄の先に雄しべが5本、10mmの花糸は扁平で葯は13mmの楕円形です。最初は上向きで、数分経って下向きになります。雄しべより子房が上にある子房上位です。雌しべは3本、花柱は6~8mmで紫色、柱頭が膨らんでいます。自家受粉はできません。

トケイソウの花のあと

花が終わってもまだ花が咲いているみたいです。

果実

トケイソウの果実

果実は長さ6cm、無毛、黄色から橙色、卵形から楕円形、液果です。花を楽しむものとパッションフルーッのように果物を楽しむのは果物トケイソウがあります。

花柱が残ったトケイソウの果実

育て方

日当たりの良いところを好みますが、多少の耐陰性もあります。ツルがどんどん伸びて他の植物を駆逐してしまうほどの繁殖力の強い植物です。

地植えが可能な品種
耐寒性のある品種は コンスタンス・エリオット、レッド・インカ、クリア・スカイ、インカルナタ(ー5℃まで)。防寒、霜よけが必要な品種は ライラック・レディ、アメジスト、インセンス、ベロッテイー。

ツル
ツルの誘因が必要です。フェンスやラティス、鉢植えでは行灯仕立てなど。4月、1mで切り落とします。枝数も増え新しいツルに葉と花芽を付けてぐんぐん伸びていきます。順次剪定をし花がらを取り除き枯れた葉を取り除きます。

増やし方
5~7月、ツルを挿し木にできます。1か月ほどで発根します

病害虫
立ち枯れ病、ハダニ、カイガラムシ。ハダニは乾燥したときに出るので定期的に葉水をすれば防げます。茎や葉に付くカイガラムシは取り除きます。

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