奥行き1mの果樹園

狭い庭で家庭菜園。完熟の果物を味わいたくて、小さな苗木から育てはじめ、美味しい実がなるようになりました。季節の花や野菜も育てています。庭に来る生き物や雑草も大切な仲間です。

庭に来た生き物

テントウムシダマシ~ニジュウヤホシテントウとオオニジュウヤホシテントウ

更新日:

テントウムシダマシとは?

テントウムシ科マダラテントウムシ亜科。テントウムシの体液にはアルカロイドが含まれているので鳥が嫌います。ちゃっかり「テントウムシ」のふりをしているので「テントウムシダマシなのです。ニジュウヤホシテントウオオニジュウヤホシテントウのことです。

テントウムシダマシの特徴

淡褐色に地に28個の大小の黒色の点を持つテントウムシダマシ、ニジュウヤホシテントウ

ニジュウヤホシテントウ

淡褐色に地に28個の大小の黒色の点を持つテントウムシダマシ。全体に灰黄色の短毛に覆われていてくすんだ色をしています。

イヌホウズキにオオニジュウヤホシテントウ

イヌホウズキにオオニジュウヤホシテントウ

違いは?

オオニジュウヤホシテントウニジュウヤホシテントウ
分布平均気温14度以北平均気温14度以南
大きさ7~8mm6~7mm
幼虫白色に棘黄色に黒い棘
斑紋大きい小さい
前胸背版の紋縦に長く大きい横に長い
後肢腿節黒い斑紋がある赤褐色で斑紋なし
発生1~2回 6~9月2~3回 4~10月

この2種類は平均気温14度が分布の境界線で、関東地方はその境界線にあって混在します。

オオニジュウヤホシテントウ

オオニジュウヤホシテントウ

オオニジュウヤホシテントウの一生

成虫は落ち葉の下や樹皮の間などで越冬します。4月頃新芽が出ると集まって葉を食べます。交尾をして雌は葉裏に葯1.5mmの大きさの数十個の卵を産みます。

イヌホウズキに産み付けられたオオニジュウヤホシテントウの卵

イヌホウズキに産み付けられた卵

孵化した幼虫は8~9mmで黄色のたわしの様な形に先が分岐した棘があります。終齢幼虫は葉裏などで楕円形の蛹になります。蛹の期間は7日。6~7月羽化、直後は黄色い翅をしていますが、やがて斑点模様が現れます。10月には越冬場所に移動します。

ニジュウヤホシテントウはもう一世代重ねます。

オオニジュウヤホシテントウの蛹

オオニジュウヤホシテントウの蛹

オオニジュウヤホシテントウの抜け殻

オオニジュウヤホシテントウの抜け殻

食害

越冬した成虫はまずジャガイモの葉に卵を産みその葉を食べます。ニジュウヤホシテントウは越冬して産んだ卵から羽化した第一世代が周囲のナス科の植物に飛来してナス科の植物を食害し、葉裏に卵を産み第2世代が生まれます。第2世代の幼虫はナス科の植物の葉や果実を食べます。

ニジュウヤホシテントウと食べた跡

ニジュウヤホシテントウと食べた跡

葉裏から表皮と葉脈だけを残して網目状に几帳面に食べていきます。食べた直後は透明ですが、その後褐色に変化してその部分が抜け落ちていきます。

イヌホウズキの葉をお食事中のニジュウヤホシテントウ

イヌホウズキの葉をお食事中のニジュウヤホシテントウ

とても大食漢ですから、生育の遅れにもつながります。葉にとどまらず果実の表面を食べます。幼果の時に食害するとその部分はコルクの様になってしまいます。

ニジュウヤホシテントウが液体を出した

ニジュウヤホシテントウが液体を出した

大した刺激もしていないのに液体を出しました。

テントウムシの食性

肉食性 アブラムシやカイガラムシを食べるピカピカのテントウンムシ
菌植性 うどんこ病の菌を食べるキイロテントウ
草食性 ナス科の植物を食べるテントウムシダマシ、
インゲンテントウ、ジュウニマンダラテントウ等

駆除

  • 草食性のテントウムシダマシは人間から見たら害虫、厄介者です。
  • 卵を見つけたらすぐ取り去りましょう。成虫は動きが鈍いので簡単につかまります。
  • 小さくてもよく目立つのですぐ見つかります。
  • ポロリとすぐ落ちてしまうので下に何か敷いておくといいでしょう。

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