奥行き1mの果樹園

狭い庭で家庭菜園。完熟の果物を味わいたくて、小さな苗木から育てはじめ、美味しい実がなるようになりました。季節の花や野菜も育てています。庭に来る生き物や雑草も大切な仲間です。

庭の植物 植物の構造 毒のある植物 育て方

ヒガンバナ科~タマスダレ・サフランモドキ・キバナサフランモドキ

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別名は共にレインリリー、同じタマスダレ属のタマスダレとサフランモドキは、乾燥の後のまとまった雨の後一斉に花茎を伸ばして咲く様子からこう呼ばれています。日本の気候によく合い野生化しています。

タマスダレの特長

タマスダレ

タマスダレ(玉簾)は南米原産の多年生の球根植物です。ヒガンバナ科タマスダレ属(ゼフィランサス属)、学名はゼフィランサス・カンディダ。四季水仙の名もあります。ヨーロッパやインドを経て明治初期に渡来しました。

2~3cmの鱗茎から幅4~5mm、長さ20~30cmの厚みのある扁平状または線状の光沢のある濃緑色の葉を叢生します。

花期は5~10cm。根生する花茎を伸ばし長期間花を楽しめます。花径4~5cm、20cmほどの茎頂に1個の花を上向きにつけます。日が当たると開花して夕方には閉じ2~3日咲き続けます。赤褐色の苞があり花被は白色、筒部は緑色、花被片は6枚。雄蕊は6本、糸状の花糸は1~1.5cm、黄色い葯は8mm、花柱は白色で細く、筒部より長く3分割しています。

タマスダレ

果実

タマスダレの若い果実

まだ若い果実です。3室に分かれています。種を良く付ける個体とあまり付けない個体があります。

タマスダレの果実、沢山の艶のある黒い種が見えます。

果実は蒴果、直径1cm余り、隔壁は薄く黒い艶のある種が見えます。やや扁平で半月型

タマスダレの種子

育て方

日当たりの良い水はけのよい場所が適していますが半日陰でも育ちます。植え付けは3~4月、球根が込み合ってくるので4~5年に1度植え替えします。耐寒性はあり、温暖な場所では地上が枯れずに冬を越します。丈夫で肥料もあまり必要はありません。種蒔きでも増やせます。種は熟したら薄く覆土して採播きします。種からだと花が咲くまで4~5年かかります。

全草、特に鱗茎部分に多く含みます。リコリンというアルカロイドを含み嘔吐、痙攣をおこします。よく似たノビルやニラとは離して植えます。

サフランモドキの特徴

サフランモドキ

中央、南アメリカ原産、タマスダレ属の球根植物です。学名ゼフィランサス・カリナタ。江戸末期に渡来しました。最初サフランと誤認していて、サフランの渡来でサフランモドキの名になりました。

サフランモドキの葉

鱗茎は2~3cmの卵形で7~10本の葉が叢生します。葉は幅7mm、長さ15~30cmのやや厚みのある扁平な線形で基部が赤みを帯びています。

サフランモドキ

開きかけの花です。花期は6~10月、花径6cmの赤い縦筋が入るピンク色の花を咲かせます。倒卵型の外花被片3枚、内花被片3枚からなり、基部には長さ4cmの紫色を帯びた苞があります。筒部は1~2cm、雄しべは6本、葯は線形で黄色、先端が尖っています。花糸に対してTの字に葯が付いています。柱頭は3~5裂しています。子房は」緑色で光沢があります。

葯はあちこち向いてゆらゆらしています。

キバナサフウランモドキの特徴

ゼフィランサス・キトリナ

メキシコ、コロンビア、グァテマラに分布する多年草、学名ゼフィランサス・キトリナ。別名キバナサフウランモドキ。

ゼフィランサス・キトリナの葉

葉は幅4~5mm、長さ15~30cmの線形。花茎は7~8mmと太い。

キバナサフランモドキ

花期7~9月。花茎3~5cm。内花被片3枚、外花被片3枚の鮮やかな黄色の花です。雄蕊は6本、雌蕊1本。淡緑色の花糸に長い黄色い葯がT字型についています。白色の花柱は3裂しています。黄色い花粉が沢山ついています。

ゼフィランサス・キトリナ(キイロサフランモドキ)の果実

果実は蒴果、直径1cm余り、隔壁は薄く黒い艶のある種が見えます。

ゼフィランサス・キトリナの種子

やや扁平で半月型、1個の果実に24個入っていました。実は植えた覚えのない花、サフランモドキに交じって現れました。

よく似た花

ハブランサス

ヒガンバナ科ハブランサス属。ギリシャ語で優雅な花の名前を持つこの花、これも別名レインリリー。違いはゼフィランサスが直立して上向きに花を咲か出るのに対して茎が斜めに立ち花を横向きに咲かせる。

サフラン

アヤメ科クロッカス属

イヌサフラン

ユリ科イヌサフラン属

モモイロタマスダレ

ブラジル原産、薄いピンクの小輪の春咲き、濃いピンクの大輪の夏咲き種がある。一日花。

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