奥行き1mの果樹園

狭い庭で家庭菜園。完熟の果物を味わいたくて、小さな苗木から育てはじめ、美味しい実がなるようになりました。季節の花や野菜も育てています。庭に来る生き物や雑草も大切な仲間です。

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ラン科の植物~ネジバナ(捩花)

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ネジバナはラン科ネジバナ属の多年草です。学名はスピランセス、意味は螺旋+花。

沢山の名前を持っています。「ネジリバナ」「ネジレバナ」「ネジリソウ」「ネジネジバナ」「ノコギリバナ」「シカバナ」「ヒダリマキ」。また福島県の名産の型染の捩摺(もじずり)の乱れ模様に似ていることから「モジズリ」江戸時代にはこの名前で呼ばれていました。

ネジバナの特徴

白とピンクのネジバナ(捩花)の花

小さいながらピンクの花は華やかで、大切に見守りたくなる花です

ネジバナ(捩花)の葉

草丈10~40cm。冬期は根生状に楕円形の葉を数枚付けます。春になると地際から幅3~10mm、長さ5~20cmの線状披針形で先が尖った夏葉が出てきます。柔らかく厚みがあります。花期には冬期の葉は枯れます。そして秋になると夏葉は枯れて冬葉になります。

根は白く数本の太く短い紡錘形です。

花期5~8月。花序は5~15cmで花茎には白い毛があり、1~3枚の鱗片状の細長い尖った葉が茎に張り付くように付いています。4~6mmの小さな花が螺旋状に付きます。右巻き、左巻き、捻じれないもの、途中で捻じれ方が変わるものもあります。

螺旋状に並ぶネジバナ(捩花)の花

4~8mmの楕円形の苞が緑色の子房に密着します。萼片3枚と花弁3枚からなっています。一番上にあるのが背萼片、すぐ下に重なるように左右にあるのが側花弁、その下に左右に伸びるのが側萼片、下にある白色の花弁が唇弁です。縁に細かい歯牙があり内側にも短い突起が密生しています。キラキラと光って見えます。花の奥に雄しべと雌しべが合着した蕊柱があり2つに分かれた黄色い花粉塊があります。

ネジバナ(捩花)の花

受紛

コバナハチが花粉の運び屋です。ハチが花粉塊の入れ物に触れると反り返り粘着物質の付いた花粉塊が現れハチの頭にくっつき他花に運ばれます。花粉が運び込まれた花が花粉を運び出された花だと雌しべが崩れて大量の花粉が受精されて大量の種ができます。花粉が運ばれなかった時には自家受粉が行われます。

果実

ネジバナ(捩花)の蒴果

果実は長さ6mmの蒴果、種が熟するまでの時間は短く、脇が避けて種子が散布されます。ラン科の植物は種が小さく、黒色の埃のような種です。種の上下には翼があり遠くに飛んでいきます。

種類

夏の終わりから10月にかけて花を咲かせるのがアキネジバナ、奄美大島以南に分布し3~4月に開花する大型で花色が濃く香りがあるナンゴクネジバナ、10~20cmと小型で屋久島の高地に咲くヤクシマネジバナ白花の品種のシロバナモジズリなどがあります。

育て方

日当たりの良い低い適度に湿り気のある芝生などの低い植物のある場所に生えています。水が大好きです。水切れには注意が必要です。

植え替え

花後の休眠中の9月や、芽が動き始める3月頃です。株分けは自然に分かれているところで夏季の終わりに。

種蒔き

7~8月、果実が黄色くなったら花茎ごと切り取り種を集めます。種には胚乳がなく種だけでは育ちません。ランがある場所に蒔きます。開花には2~3年かかります。

冬には霜に当たらないように軒下などに移動します。霜に当たると株が浮いてしまいます。

病害虫

ナメクジの食害にあったり、アブラムシが付くことがあります。アブラムシによって花茎がゆがんだりウィルス病を媒介し株が枯れることがあります。

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