奥行き1mの果樹園

狭い庭で家庭菜園。完熟の果物を味わいたくて、小さな苗木から育てはじめ、美味しい実がなるようになりました。季節の花や野菜も育てています。庭に来る生き物や雑草も大切な仲間です。

庭の植物 植物の構造 毒のある植物 育て方

サトイモ科~カラー(阿蘭陀海芋)

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カラーの花は紙をくるっと巻いたような不思議な花です。カラーの名はギリシャ語で、美しいという意味のカロスから。またカトリックの尼僧の襟の形にているから、カラー。いずれにしても綺麗な名前です。英語ではカラーリリー。日本ではサトイモ科らしい名前のオランダカイウ(阿蘭陀海芋)、ウスイ(海芋)、なんとアフリカでは豚の耳と呼ぶそうです。

カラーの特徴

カラー

サトイモ科オランダカイウ属(ザンテデスキア属)の多年草です。

矢じり型、基部は鞘状のカラーの葉

草丈15~100cm。葉が出てきました。茎が太く葉は矢じり型、基部が鞘状になっています。品種によって太さが変わります。水をはじきます。

カラーの花は真ん中の棒状の部分で、肉穂(にくすい)と呼ばれます

花期4~7月。紙をまいたような部分は仏炎苞と呼ばれる、葉が変化したもの。それにしても、見事なカーブを描いています。

カラーの裏側は緑の線が苞の先まで伸びて表の印象とはずいぶん異なりますが

この個体は裏側は緑の線が苞の先まで伸びて表の印象とはずいぶん異なります。今は苞の裏全体が緑色に変わり、表側は濃いピンクになってしまいました。

雌性期と雄性期

カラー

真ん中の棒状の部分が花で、肉穂(にくすい)と呼ばれる花序で上部に雄花、下部に雌花が付きます。
雌性期 総苞は緩んでいて雌花が露出します。花柱は白色。他花の花粉を受け入れます。
雄性期 中上部の雄花から白い花粉が溢れてきます。この時には総苞がきつく巻き付いて花粉が付かないように雌花は隠れてしまいます、

湿地性と畑地性

カラーは湿地性と畑地性に分かれます。

湿地性

カラーは南アフリカ原産で、その中のエチオピカという種類だけが湿地性で、リリー・オブ・ザ・ナイルと呼ばれ、エチオピアの国花だそうです。
湿地帯一面にカラーの群生なんて見てみたいですね。香りもよいそうです。江戸時代にオランダから渡来しました。大型で暖地では常緑、宿根草です。

畑地性

我が家のものは畑地性のものです。大正時代に渡来しました。畑地性のものは花色も葉の形も様々。黄色、白、ピンク、赤、橙、青紫、黒色など。花弁も厚く体色も遅くて切り花として重宝されています。白色のカラーは清楚ですっくりと立ち上がった姿も品があります。

球根

カラーの球根

球根は細長いのから球形まで様々です。根は球根の上部に出ます。

育て方

日当たり、風通しの良い場所を好みます。真夏は直射日光を避けます。
3~4月 分球
4~5月 植えつけ
6~7月 開花
花が咲き終わったら花径の根元から切り落とします。葉が枯れたら球根を掘り起こして水コケなどに包んで保存します。よく行方不明になってしまいます。結局植えっぱなしになっています。

葉や茎にシュウ酸カルシウムを含み嘔吐や刺激性皮膚炎を起こすそうです。サトイモ科は毒のある種類が多いですね。ウラシマタロウ、ディフェンバキア、フィロディドロン、カラジウムなど。

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