奥行き1mの果樹園

狭い庭で家庭菜園。完熟の果物を味わいたくて、小さな苗木から育てはじめ、美味しい実がなるようになりました。季節の花や野菜も育てています。庭に来る生き物や雑草も大切な仲間です。

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ケシ科~ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)

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まだ他の植物が目覚める前に儚げな淡い筒状の花を付け、種を付けるとあっという間に他の植物に覆われて、地上部分は消えてしまいました。スプリング・エフェメラル、春の妖精です。

ジロボウエンゴサクの特徴

ジロボウエンゴサク

ケシ科キケマン属の多年草です。関東以西の本州、四国、九州の山地に自生しています。中国、台湾にも分布しています。ジロボウ(次郎坊)の名の由来は太郎坊(スミレ)に対する伊勢地方の方言で両方の距をひっかけて遊んだ草木遊びによるそうです。エンゴサク(延胡索)は鎮静効果のある生薬の名です。この種は生薬には使いません。全草にアルカロイドを含みます。

ジロボウエンゴサク

ジロボウエンゴサクの茎葉

草丈10~20cm。1cmほどの黒い根茎から長い葉柄を持つ根生葉と数本の花茎を出します。根茎は毎年更新されます。茎は細く葉は2回3出葉、小葉は2~3裂、裂片は幅3~7mm、長さ1~2cmの狭卵形で全縁です。茎葉とも無毛。

ジロボウエンゴサク

花期3~5月、総状に長さ12~15mmの花を数個付けます。花色は淡い紅紫色、青紫色で距の部分は白色です。苞葉は先の尖った卵形で切れ込みません。花弁は4枚で外側の2枚が大きく、外側の上の花弁は後ろが距になっています。内側の2枚は翼状に突起があり左右が合着して十字状になっています。外からは見えませんが、子房は緑色、雄しべは2本で先端が3裂しています。葯は橙色、花糸は半透明で雌しべを囲むように合着しています。

ジロボウエンゴサク

距の部分には蜜腺がありマルハナバチたちを待っています。花色は時間がたつと段々白っぽく変化します。花色が白いシロバナジロボウエンゴサクがあります。

果実

長さ15~20mmの線形の蒴果で中には黒色の1mmほどの種子が数個入っています。先端に種子の先端にはアリん雄来な種沈(エライオソーム)と呼ばれる白い団子状のものが付いています。アリは種子を巣に運び種沈だけを食べ種子は巣から出されます。こうして親株から離れた場所に運ばれて増えていきます。アリ散布植物.です。

よく似た花ムラサキケマン

ムラサキケンマン

ムラサキケマンは全国に分布。根茎がなく越年草。ジロボウエンゴサクより花数が多い。苞葉や葉は細かく切れ込む。

ムラサキケマンの花
ケシ科~ムラサキケマン(紫華鬘)

ムラサキケマン(紫華鬘)は地味ながらあちこちでよく目にします。山野、野原などのやや湿った所に生えるケシ科のキケマン属の越年草です。秋に数枚の葉を出し冬を越し、早春に花茎を出し花を咲かせ種を付けて、初夏 ...

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