奥行き1mの果樹園

狭い庭で家庭菜園。完熟の果物を味わいたくて、小さな苗木から育てはじめ、美味しい実がなるようになりました。季節の花や野菜も育てています。庭に来る生き物や雑草も大切な仲間です。

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メギ科~イカリソウ(碇草)

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見る方向によって花の形がどんどん変わる面白い花がぶら下がっています。優しいピンク色の花が早春の林床を飾ります。

イカリソウの特徴

イカリソウ

メギ科イカリソウ属の多年草です。日本固有種で太平洋側の明るい林床に自生しています。距が突き出した花の形が碇に似ていることから名付けられました。英名は天使の翼の意味です。

イカリソウの葉

草丈15~30cm。塊形の地下茎を持ち匍匐する根茎から細長い硬い茎を数本叢生します。葉柄は長く2回3出複葉、小葉は左右非対称の卵形で基部は心形、先端は尖り葉縁には細かい刺状の毛があり、葉裏には開出毛があります。別名サンシクヨウソウ(三枝九葉草)は葉の付き方に由来します。

花が終わり養分を蓄えるように葉が何重にも重なり合っています。冬には枯れます。

イカリソウ 

花期4月、総状に花序を付けます。花色は薄紫、赤紫、ピンク、白色。萼は花弁状で8枚、外萼片4枚は小さく開花前に脱落します。

イカリソウ

花弁は4枚、1.5~2cmの距があり、蜜をためます。自家不稔性です。

イカリソウ

十字に伸びているのが距、その裏側に見えるのが内萼片、中央が4枚の花弁。

イカリソウ

雌しべ1本、雄しべは4本、花糸も葯も花粉も黄色です。

アリ散布植物

果実は細長い袋果で5~8個の種子が入っています。種子にはアリを誘因するエライオソームという脂肪物質の付属物が付いています。アリは餌として巣に運び付属物だけ食べて種子を外に放り出します。結果的に種子を遠くへ運んでもらうことになります。

種子は花を付けるまで数年を要します。

自然教育園では武蔵野植物園で3月下旬~4月にイカリソウの花を見られます。

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