奥行き1mの果樹園

狭い庭で家庭菜園。完熟の果物を味わいたくて、小さな苗木から育てはじめ、美味しい実がなるようになりました。季節の花や野菜も育てています。庭に来る生き物や雑草も大切な仲間です。

庭の植物 植物の構造 育て方 自然教育園

ツゲ科~フッキソウ(富貴草)

投稿日:

地味ながら面白い花と密に広がる艶のある葉、特に春の葉は美しく1年中楽しめる植物です。

フッキソウの特徴

ツゲ科フッキソウ属の常緑亜低木です。日本、中国北部原産の北海道から九州の山野に自生しています。よく茂る濃い緑の葉を持つことから繁栄を意味して富貴草、またはキッショウソウ(吉祥草)。同じ字を書く吉祥草(キチジョウソウ)はキジカクシ科の植物です。

草丈20cm。地面を這うようによく地下茎を伸ばし上部は斜上し葉を密に互生に付けます。幅2~4cm、長さ5~10cmの倒卵楕円形、革のような質感の光沢がある厚い葉で葉先半分に荒い鋸歯があります。

フッキソウ斑入り種

こちらは斑入り品種、庭を明るくしてくれます。

花期は4~5月、10cmの穂状花序を出し、上部には雄花が密につき下部に5~7個の雌花が付きます。花径2~3cm、花弁はありません。上の写真の白い部分が雌花で萼と2本の白い花柱を持つ子房があります。茶褐色の部分がまだ開いていない雄花の葯です。

フッキソウ雄花

雄花には淡褐色の萼と4本の雄しべがあります。白く太い花糸と茶褐色の葯が目立ちます。茶褐色の葯が縦に破れて淡黄色の花粉が溢れています。

まれに出来る果実は1.5cmの卵形、核果で熟すと透き通るような白色になります。乾燥させた全草は漢方に用いられアルカロイドを含みます。

育て方

半日陰から日陰まで育ち、常緑で葉色も濃く艶があり1年中楽しめることからグランドカバーに使われます。あまり日が当たらないと花が少なくなります。耐寒性も耐暑性もあり強健です。よく地下茎を伸ばして繁殖します。植え付け株分けは3~5月、または9~11月。挿し木は10cmほどの挿し穂を作り5~7月に行います。

人気の記事

ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬) 1

オオアレチノギクノギハハコ属の越年草です。庭に顔を出したので育ててみました。 ヒメムカシヨモギの特徴 空き地や道端で誰でも見たことがあるヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)、北アメリカ原産で明治時代に日本に来た ...

イヌホオズキ 2

北海道から沖縄まで道端、空き地、庭先など、我が物顔という訳でもないのですが何処にでもいつの間にか存在しています。イナホオズキ(ホオズキではないという意味)からイヌホオズキ(犬酸漿)になったといわれてい ...

クサギカメムシ 3

以前、室内で見かけたクサギカメムシがモモの汁を吸いにやってきました。今年はカメムシやカナブンなどが沢山やってきてモモの被害が甚大です。ちょっと憎たらしくなります。 クサギカメムシの特徴 カメムシ目カメ ...

-庭の植物, 植物の構造, 育て方, 自然教育園

Copyright© 奥行き1mの果樹園 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.