奥行き1mの果樹園

狭い庭で家庭菜園。完熟の果物を味わいたくて、小さな苗木から育てはじめ、美味しい実がなるようになりました。季節の花や野菜も育てています。庭に来る生き物や雑草も大切な仲間です。

庭の植物 植物の構造 野草 雑草

キク科の植物~ヒメムカシヨモギとオオアレチノギク

更新日:

空き地や道端で誰でも見たことがあるこの草、庭に出てきたので育ててみました。明治時代に日本に来た帰化植物です。鉄道建設に伴って広がっていきました。「御維新草」「明治草」「世代わり草」「鉄道草」と時代を写した沢山の名前を持っています。

ヒメムカシヨモギの特徴

ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)鉄道草

ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)、北アメリカ原産のキク科イズハハコ属の2年草です。

茎 葉

ヒメムカシヨモギ春

秋に芽を出しロゼットで冬越します。根生葉はへら型。茎は真っ直ぐ枝分かれせず伸びた後、ほうき状に枝分かれし草丈は1~2mにもなります。茎にはまばらに開出毛(茎の直角に生えた毛)があります。茎をぐるりと囲むように幅1cm、長さ7~10cmの線形の葉が密生します。縁にはまばらの鋸歯があり、葉の両面、縁にも毛が荒く生えています。

ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)

姫の名前を持ちますが、小さいのは花でこんなに枝分かれして大きくなりました。

小さなヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)の花

花期は8~10月。茎の頂に円錐形に花径3mm、長さ4mmの小さな花を沢山つけます。筒状花の周りに白い舌状花が取り囲みます。舌状花の長さは1mmに満たず先が2裂しています。総苞片は淡緑色で線型です。

果実

ヒメムカシヨモギ果実、冠毛

果実は1mm、淡褐色の冠毛は2,5mmの大きさです。

ヒメムカシヨモギとオオアレチノギクの違い

よく似た植物にオオアレチノギク(大荒地野菊)があります。その違いは

項目ヒメムカシヨモギオオアレチノギク
原産地北アメリカ原産南アメリカ原産
帰化時期1867年頃1920年頃 東京で確認
侵入生物として要注意外来生物要注意外来生物ワースト100
ロゼッタへら状の長楕円形,濃緑色、葉柄に紫色を帯びる。先の丸い針型、黄緑色。
白色短毛まばら白色短毛密集、白っぽく見える
白色長毛散見 ざらざらした手触り厚みがあり両面に白色短毛が密集、ビロードの様なすべすべした手触り
2,3ミリ 俵型 白い舌状花、中央の筒状化は黄色 数が多い3,4ミリ 徳利型 淡褐色の舌状花 花びらが広がらず目立たない

オオアレチノギクは先に日本に帰化したアレチノギクを駆逐してしまいました。すごい繁殖力です。

関連記事

アレチノギク(荒地野菊)
キク科の植物~アレチノギク(荒地野菊)

キク科イズハハコ属のアレチノギク(荒地野菊)は南アメリカ原産で、明治の中頃に帰化して一時はずいぶん蔓延しました。近年はムカシヨモギやオオアレチノギクに押されて減少しています。 アレチノギクの特徴 主幹 ...

続きを見る

人気の記事

ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬) 1

空き地や道端で誰でも見たことがあるこの草、庭に出てきたので育ててみました。明治時代に日本に来た帰化植物です。鉄道建設に伴って広がっていきました。「御維新草」「明治草」「世代わり草」「鉄道草」と時代を写 ...

イヌホオズキ 2

北海道から沖縄まで道端、空き地、庭先など、我が物顔という訳でもないのですが何処にでもいつの間にか存在しています。イナホオズキ(ホオズキではないという意味)からイヌホオズキ(犬酸漿)になったといわれてい ...

クサギカメムシ 3

以前、室内で見かけたクサギカメムシがモモの汁を吸いにやってきました。今年はカメムシやカナブンなどが沢山やってきてモモの被害が甚大です。ちょっと憎たらしくなります。 クサギカメムシの特徴 カメムシ目カメ ...

-庭の植物, 植物の構造, 野草 雑草

Copyright© 奥行き1mの果樹園 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.