奥行き1mの果樹園

狭い庭で家庭菜園。完熟の果物を味わいたくて、小さな苗木から育てはじめ、美味しい実がなるようになりました。季節の花や野菜も育てています。庭に来る生き物や雑草も大切な仲間です。

庭に来た生き物 池田山公園 自然教育園

ハナアブ~オオハナアブ・キゴシハナアブ・アシブトハナアブ・シマアシブトハナアブ・シマハナアブ

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ハチ、アブ、ハエ、見た目や羽音、名前など、区別がつきにくいですね。

ハナアブたち

黒色の体に黄色や橙色の模様を持つハチに擬態したハエ目ハナアブ科に属する昆虫です。

オオハナアブ

ハチの真似をしているオオハナアブ(雌)

黒くて太くて丸い腹部に橙色の帯がよく目立つオオハナアブ、いつもお尻を丸めていてころっとした愛らしい存在です。体長は少し大きめの12~16mm。北海道から沖縄まで分布しています。飛翔能力が高く、ブーンという羽音が高くちょっとドキッとします。もちろんハチのふりをしているだけで刺したりしません。

アップルミントに夢中のオオハナアブ(雌)複眼の模様が面白い

アップルミントの花に夢中です。頭部は大きくて半球状で、複眼には格好いい模様があります。複眼の間に3つの赤い単眼があります。複眼が頭頂部で接するのが雄。この個体は離れているので雌です。触角は短く目立ちません。出現期は4~12月。

フジバカマに来たオオハナアブ

秋の七草フジバカマにもオオハナアブが。

不思議なデザインの複眼、口器を出したオオハナアブ(雌)

ハツユキソウの上で土器のお手入れ中のオオハナアブの雌
ハツユキソウの上で口器のお手入れ中のオオハナアブの雌

ハツユキソウの花の上で口器のお手入れ中です。

キゴシハナアブ

5本の黄色い縦縞、腹部上部に幅広い黄色い帯を持つキゴシハナアブ

池田山公園で見つけました。9~10mm程の体長、胸部は光沢があり5本の黄色い縦縞、腹部上部に幅広い黄色い帯があります。複眼には黄色地に褐色に点々を散らしたような模様があります。複眼が接しているので雄です。触角は短く目立ちません。

黄色地に褐色に点々を散らした変わった複眼を持つキゴシハナアブ

後ろ脚で器用にかいているような仕草も可愛いですよ。キヅタの花の周りを動き回っていました。本州から南西諸島までの平地から山地に分布しています。出現期は4~11月。

キゴシハナアブ

自然教育園で見つけた雌のキゴシハナアブ。

アシブトハナアブ

アシブトハナアブ雌

アシブトハナアブ雌

自然教育園で見つけました。体長12~14mm、胸背部に2本の黄色い縦筋があり脇には黄褐色の毛が密生しています。後脚腿節が黒く太く頸部が内側に湾曲しています。

アシブトハナアブ雄

アシブトハナアブ雄

腹部はやや扁平で、黄色い3角形の班があり、雄は雌より幅が広く大きくなります。

アシブトハナアブ雌

北海道から九州まで開けたところに分布しています。出現期は3~11月。

シマアシブトハナアブ

シマアシブトハナアブ

自然教育園の水生植物園で見つけました。イヌヌマトラノオの周りを行ったり来たり。模様が軽快で目立ちます。体長10~13mm。胸部背面は黒地に淡褐色の2本の縦線があり、黄褐色の毛が密生しています。腹部背面は橙黄色の班が目立ちます。後脚腿節が黒く太く頸部が内側に湾曲しています。北海道から九州まで分布しています。出現期は4~8月。

シマハナアブ

シマハナアブ

自然教育園で見つけたシマハナアブの雌です。体長10~13mm。胸部に2本の灰白帯、腹部に明瞭な赤黄色の三角斑と4本の縞模様があります。花の間を飛び回り蜜を吸い花粉を胸や脚につけて運びます。ユウガギクがぼろぼろ。ナシやリンゴの受粉に使われています。

シマハナアブ

生態

幼虫は長い尾を使って水の中を泳ぎます。汚い止水の中で腐った植物などを食べて育ちます。オナガウジムシと呼ばれ気持ち悪がれる外見です。育った水域近くの地中で蛹になる完全変態です。蛹は幼虫の外皮を硬化させるだけで外見はほとんど幼虫と変わりません。成虫の食卓は花の蜜や花粉です。成虫は落ち葉の下などで越冬します。

アブ、ハエ、カ、ハチの違いは?

名前の付け方

ハエ、カ、アブは2枚の翅を持つ双翅目です。双翅目は、触角の長い「長角亜目」(カ、ガカンボなど)と触角の短い「短角亜目」(アブやハエ)に分かれます。蛹が縦に割れて羽化するのがアブ、横に割れるのがハエ。身を守るためにハチに似た模様を持つものにアブという名前が付き、似ていないのが、ハエ。見た目でハエになってしまったのが、オドリバエ科、アシナガバエ科のアブ達です。

ハチとアブの違い

ハチは胸部と腹部の付け根が細い。翅の数がアブは2枚、ハチは4枚。アブはホバリングや後方に移動ができますが、4枚の翅をもつハチにはできません。

ブユ(ブヨ、ブト)に山で刺されて足がはれ上がったことがあります。カの仲間ですが、刺すのは産卵のためで成虫の雌だけ、ただ水質汚染に弱く自然がないと生きていけないので住宅地にはいません。昆虫を捕食するシオヤアブや吸血性のアブなどもいますが、花に来るハチに似たアブは花粉を運んでくれる可愛い虫たちです。

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