奥行き1mの果樹園

狭い庭で家庭菜園。完熟の果物を味わいたくて、小さな苗木から育てはじめ、美味しい実がなるようになりました。季節の花や野菜も育てています。庭に来る生き物や雑草も大切な仲間です。

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フウロソウ科の植物~アメリカフウロ(亜米利加風露)

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北アメリカ原産で昭和初期に京都で発見された帰化植物です。別名、ロシソウ(鷺嘴草)果実の形によるものでしょうか。日当たりの良いやや乾燥した肥沃地を好みいたるところに生えています。野菜畑などで繁殖して厄介な雑草ですが、ジャガイモ畑では役に立つ雑草だそうです。アメリカフウロはジャガイモ青枯れ病の抗菌作用を持つ成分を含んでいて土壌に漉き込むことで青枯れ病を防除できるそうです。

アメリカフウロの特徴

アメリカフウロのピンク色の花弁に赤紫色の筋

フウロソウ科フウロソウ属の一年草または越年草です。目立たない雑草ですが葉は重なり合うようによく茂り、拡大してみるとピンク色の花弁に赤紫色の筋がきりりと入り可愛い花です。果実の形も面白い形で面白い仕組みです。

茎 葉

アメリカフウロの良く分岐した茎

草丈40cm。基部からよく分岐して短毛が密生しています。下部は倒れ上部は直立します。茎、葉、葉の縁は赤みを帯びることが多くやせ地ほど赤みが強くなるようです。

アメリカフウロの深く切れ込んだ葉

葉は幅4cm、5深裂し更に切れ込みます。下の葉は長い葉柄を持っています。葉表には短い伏毛が散生し葉裏には葉脈上にやや多く生えています。花が終わる頃から葉先から赤みが差し草紅葉になります。根は直根の他に細かな根が横にも張り巡らされていて地上部に比べてしっかりしています。

アメリカフウロの赤い筋の入ったピンク色の花

花期5~6月。葉腋に花柄が付き赤紫色の筋が入った淡紅色から白色の5弁花を数個付けます。花径は5mm程です。花柱は5裂しています。雄しべは10本、葯は淡紫色、黄色い花粉が出ています。萼の先端に2mmの赤い突起があります。

アメリカフウロ

道端で花の色も濃いし幅が広い個体を見つけました。

果実

萼の先端が棒状に伸びた角果

果実は長さ2cmの角果です。萼の先端が棒状に伸びていきます。

アメリカフウロの果実

先端が5つに分かれた花柱が残り、基部が5個の袋状になり1個づつの種子が入っています。種子は2mmほど、短毛と長毛が密集し網目模様があります。熟すと花柱の下部が5個に裂けて外側に巻き上がり種子を飛ばします。この花柱が長く伸びていることが種子を飛ばす重要な要素になっています。

ゲンノショウコの果実、種を飛ばす仕組みが面白い

同じフウロソウ属のゲンノショウコの花柱の下部が5個に裂けてバネのように外側に巻き上がった様子です。

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